赤ちゃんが臍帯ヘルニアでした(9)~赤ちゃんより一足先に退院~

入院中の赤ちゃん

こんにちは!まめうましです。

先日より、臍帯ヘルニアの息子を出産した時のお話を書いています。

赤ちゃんの手術は無事成功し、NICUで経過観察となりました。

今回は、出産後の私が退院までどのように過ごしていたかについて、書いていきたいと思います。

お願い
あくまで我が子のケースなので、同じ臍帯ヘルニアでも治療やその後の経過が同様になるわけではない、というより、むしろ普通は同じようにはいかない、という前提で読んでいただけたらと思います。

それでも、出産にあたって不安や悩みを抱えている人にとって、少しでも参考にできる情報になればと思って書かせていただきます。

出産翌日に、赤ちゃんと再会

NICUの様子

帝王切開後、絶対安静でベッドから起き上がれなかった私でしたが、翌日の午前中には歩けるようになりました。

痛み止めの点滴も入れてもらっていたのですが、手術の傷が痛くて、しばらくはおばあさんのように前かがみで歩いてました…笑。

この日、赤ちゃんが入院しているNICUで入院に際してのオリエンテーションがあるとのことで、夫が呼ばれていたのですが、私も一緒に参加してOKとのことだったので、車いすに乗ってNICUに向かいました。

赤ちゃんとは手術室で対面した以来の再会。初めて全身をゆっくり見ることができました。

チューブやモニターの線など、いろいろつけられてはいましたが、すやすやと眠る様子はとても可愛かったです。

オリエンテーションでは、入院時の持ち物面会のルールなどについて説明がありました。

息子がNICUに入院していた時の話は、以下の記事にもまとめていますので、よろしければそちらもご覧ください。

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3時間ごとの搾乳が日課に

搾乳器

赤ちゃんはこの後しばらく入院することとなり、私と一緒に退院はできなかったのですが、私は産後5日で退院する予定となっていました。

その間、何をしていたかというと、搾乳です!

帝王切開の手術から病室に戻ってきた後、看護師さんに何気なく「母乳希望ですか?」と聞かれ、「できれば…。」と答えた私。

すると、しばらくして看護師さんが、電動搾乳器を持って現れました。

母乳が出るためのホルモンは、赤ちゃんに吸ってもらうことで分泌されるそうです。私の場合、しばらくの間赤ちゃんに直接吸ってもらうことが叶わないため、搾乳器で刺激を与えましょう、ということらしいです。

最初のうちはにじむ程度しか出なかったのですが、これがよく出るようになるためには定期的に刺激を与え続けることが大事だそうで、赤ちゃんへの授乳と同じく、およそ3時間ごとに搾乳するのが日課となりました。

手術で傷も痛み、だいぶボロボロではあったのですが、夜中でも「搾乳しますか?」と看護師さんが声をかけにくるので、眠い目をこすって日々搾乳していました。

搾乳した母乳

ある程度の量がとれるようになってくると、搾乳した母乳をNICUにいる赤ちゃんのところに届けてもらうようになりました。

赤ちゃんに母乳が届くと思うと嬉しかったのですが、この搾乳、私にとってはかなりつらかったです…。

赤ちゃんのペースに合わせて、3時間どころではない頻回授乳をこなしているママさんたちには本当に頭が上がりませんが、赤ちゃん不在の中、3時間ごとに搾乳するモチベーションを保つのが大変でした。

母入院中は、毎日NICUに面会に

NICUで面会

NICUのオリエンテーションでは、私が入院している間は、NICUの面会時間内であれば毎日赤ちゃんに会いに行ってOKとのお話でした。

産科の看護師さんからは、赤ちゃんが生まれた後、NICUに会いに行くのはコロナの関係で難しいかもしれないと入院直後の説明で言われており、かなり落ち込んでいたので、きちんと面会できることになってとても嬉しかったです。

面会の時には、時間が合えば搾乳した母乳を自分で直接持っていくこともありました。

おしゃぶりを吸う赤ちゃん

手足がよく動いたり、目が開いたり、おしゃぶりをちゅぱちゅぱしたり、会いに行くたびに変わる我が子の様子が愛おしかったです。

なにかとストレスの多かった入院生活で、唯一の癒しタイムでした。

面会に行くたび、写真や動画を撮りまくり、毎日のように夫や両家の祖父母に送っていました。

そして私は術後4日目の夜(本当は5日目の朝の予定だったのですが、無理を言って早めてもらいました)、赤ちゃんより一足先に退院することとなります。

次回、この体験記もいよいよ最終回です!息子退院の日までの様子をつづります。

ぜひ最後までお付き合いください😊