赤ちゃんが臍帯ヘルニアでした(2)~大学病院へまさかの緊急入院~

入院中の赤ちゃん

こんにちは!まめうましです。

前回より、臍帯ヘルニアの息子を出産した時のお話を書いています。

35週の時に受けた妊婦健診で、臍帯ヘルニアの疑いが発覚し、大学病院へ転院する流れになりました。

今回は、大学病院の外来に行って、そのまま緊急入院となったお話です。

お願い
あくまで我が子のケースなので、同じ臍帯ヘルニアでも治療やその後の経過が同様になるわけではない、というより、むしろ普通は同じようにはいかない、という前提で読んでいただけたらと思います。

それでも、出産にあたって不安や悩みを抱えている人にとって、少しでも参考にできる情報になればと思って書かせていただきます。

4Dエコー検査を受けて、紹介状を書いてもらいました

35週の健診で診察をしてくれたA先生が勤めている別のクリニックで、赤ちゃんの様子がより詳しく見られる4Dエコー検査ができるということで、そちらで再度赤ちゃんの様子を診てから大学病院に紹介状を書きますとA先生より提案がありました。

翌日、そちらのクリニックで4Dエコー検査を受けたところ、やはり臍帯ヘルニアの疑いは消えないということで、大学病院への紹介状を書いてもらいました。

4Dエコー写真

4Dエコーの画像です。顔の前に手を持ってきている様子がかなりはっきりと見えます。

大学病院へ行くと、そのまま緊急入院に

そして、週が明けて2日後、大学病院へ。書いてもらった紹介状を持って、外来へ行きました。

産科で受付と血圧・体重等の測定を済ませると、診察の前に、下の検査室でエコーを受けてきてくださいとのこと。

大学病院ならではの場所移動には慣れていないので緊張しながらも、なんとか検査室にたどり着き、エコーを受けました。

いつもの妊婦健診で受けるエコーよりもかなり長時間で、30分くらいはしていた気がします。しかもその間、検査してくれる先生はほとんど何もしゃべらず、かといってこちらから色々質問する勇気も出ず、赤ちゃんの状態がどんな感じだったのかもよくわからないまま検査室を出ました。

産科の待合室に戻ると、まずはNSTをしますとのことで案内されました。機械をつけて記録をとっている最中、助産師さんが来て、「入院についての説明は聞いていますか?」とのお話。

紹介状を書いてくれたA先生の話だと、確かに出産のときはこちらの大学病院に入院になるとの説明ではあったものの、この日はひとまず外来で詳しく診察・検査してもらうのみで、転院はもう少し先になるとの理解をしていました。ですがこの時の助産師さんの口ぶりでは、このまま緊急入院となる可能性が高いとのこと。

そんなの聞いてないよ…と思いながらも、急いで会社にいる夫に連絡。病院からもらったリストをもとに、荷物をまとめてもらいました。

不幸中の幸いで、大学病院に行く前の週に、私がお産用の入院バッグをあらかた詰め終わっていたので、そちらのバッグ+αを持ってきてもらえば済みました。

NSTの後、やっと診察室に呼ばれ、先生のお話を聞けることに。

診断は、やはり臍帯ヘルニアが疑われるとのこと。診察室でも改めて先生にエコー検査をしてもらったところ、どうやら小腸がへその緒の方に出てきてしまっているようだとのお話でした。

エコーだけでは診断が難しい部分もあるので、追加でいくつか検査を受けるようにとのこと。

そして、状況としては今すぐ治療をしなければということではないものの、容体の急変など、なにかあったときにすぐ対処できるように、そのまま管理入院するようにと告げられました。

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ここまでを振り返って思うこと

カルテの絵

今、ここまでの状況を振り返って思うことは、かかりつけの産院でA先生に診てもらったときに、赤ちゃんのへその緒の血流が悪かった話などを私からもっとしっかり伝えておけばよかったということです。

A先生には、臍帯ヘルニアの診断を受けた35週の健診の前の週にも、もともと通っていたクリニックで一度診察をしてもらっていました。

ですが2回とも、いつも通りのエコーでは問題なしといわれて、最後の最後でしっかり見直してやっと、臍帯ヘルニアに気づくことができたのです。

私は、もともとのかかりつけの先生(B先生とします)がA先生に診てもらうよう指示を出している時点で、赤ちゃんの状態についてはB先生からA先生に向けて、しっかり説明されているものだと思っていました。

当然、カルテは渡されていたのですが、どうやら、最初にへその緒の違和感を発見した20週くらいの健診の結果までさかのぼって確認するようなことはしていなかったようでした。A先生とB先生の間で、私が思っているほどしっかりと情報共有がされていなかったのだと思います。

私としては、へその緒のこともわかっているうえでエコーをみて、大丈夫と言ってくれているのだと思っていましたが、最終的にそうではなかったようです。

診察の様子

初めての妊娠でわからないことだらけで、健診で先生に言われたことをはい、はいと聞いているだけになっていた私ですが、今回のことで、先生の言うことを鵜呑みにするだけでなく、少しでも疑問に思ったことは積極的に聞いていかないとダメだなと思いました。そうすれば、もう少し早く病気に気づくことができて、バタバタと緊急入院することも避けられたかもしれません。

お産はなにがあるかわからない、といいますが、何も準備できていないところで急に「今日このまま入院してください」と言われたのは、かなり堪えました。

今のところまだ全く予定はありませんが、もしも二人目を妊娠することがあれば、今回のようなことがあっても慌てないように、健診では受動的にならず、自分でも色々な可能性を考え、疑問やモヤモヤはきちんと質問してその都度解消しなければと思っています。

私の感想が長くなってしまいましたが、今回はここまでです。

次回、大学病院の先生から赤ちゃんの病状を説明してもらった時のお話に続きます。よろしければ、またご覧ください。