赤ちゃんが臍帯ヘルニアでした(6)~突然の陣痛と緊急帝王切開~

入院中の赤ちゃん

こんにちは!まめうましです。

先日より、臍帯ヘルニアの息子を出産した時のお話を書いています。

MFICUでは、不安な入院生活に少なからずストレスを感じていました。

そんなある日、今までにない腹痛に襲われ、そのまま緊急帝王切開となります。

今回は、いよいよ息子出産のお話に入ります。

お願い
あくまで我が子のケースなので、同じ臍帯ヘルニアでも治療やその後の経過が同様になるわけではない、というより、むしろ普通は同じようにはいかない、という前提で読んでいただけたらと思います。

それでも、出産にあたって不安や悩みを抱えている人にとって、少しでも参考にできる情報になればと思って書かせていただきます。

夜中、おなかの張りが強くなる

腹痛

張り止めの点滴を始めてから3日目、まだ副作用の熱は下がらず、悶々としていたときのことです。

夜になり、いつものように消灯前の問診を終えて、眠りにつこうとしました。

すると、なんだかいつものキューっとする感じとは違う痛みがあり、なかなか寝付くことができませんでした。

消灯後で周りは寝静まっていたし、すぐにナースコールすることをためらってしまって、ひとまず痛みがくる間隔を測ってみることにしました。

大きな痛みの波がくるのは、20分~30分程度の間隔で、その間に、比較的軽い張りを1~2回感じることもありました。

看護師さんから言われていたのは、張りが10分間隔になったら教えてください、ということだったので、呼ぶには早いかもしれないな…と思い、ナースコールを躊躇したまましばらくの間、張りの間隔を計測していました。

その時のメモを見ると、2~3時間は測り続けていたようです。ですがその後痛みはおさまり、看護師さんを呼ぶことなく、朝まで寝てしまいました。

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翌朝診てもらうと、子宮口が開き始めていた!

翌朝、起床時のNSTの時もおなかの張りはいつもと変わりませんでしたが、朝食の最中、また夜中の時のような痛みが襲ってきました。

かなりつらかったので、この時はすぐに看護師さんに報告しました。

すると急遽、またNSTをしておなかの張りを確認することになりました。

機械で測ってみてもなかなかの張りの強さで、そのあと先生の内診を受けることになったのですが、そこで子宮口が3㎝ほど開いていることが判明。このままだと陣痛→お産となってしまうので、その前に緊急帝王切開になるかも、と先生は言っていました。

ですが赤ちゃんには腹壁破裂があり、生まれた後に小児外科の先生による手術を受けることになっていました。なので産科と小児外科の先生たちのスケジュールを鑑みて、予定帝王切開の手術日を決めることになっていたのですが、それも決まらぬうちに出産となりそうな勢い。

内診してくれた産科の先生が、急いで小児外科の先生に連絡をとってくれることになったのですが、小児外科のOKが出るまでの間、私は張り止めの追加の注射をして、点滴の量も増やしてなんとか持ちこたえていました。

それでもおなかはだいぶ痛くて、心の準備ができないまま手術するのも怖かったのですが、もし今日このまま手術ができなければ、ずっと痛みに耐えなければならないのかと思うと不安でいっぱいでした。

そのまま緊急帝王切開に

先生と患者

痛みと不安とで心の中は大混乱の中、それでも現状をしっかりと把握しなければと思った私は、看護師さんに今の状況をもう一度整理して説明してもらえませんかとお願いしていました。

看護師さんは、おなかの張りが強く子宮口が開いてきていること、このままいくと陣痛・お産になること、今は張り止めの薬を強めて、張りがおさまらないかNSTの機械をつけて様子をみていることを説明してくれました。

私としては、内診の後に先生がちらっと言っていた「緊急帝王切開」の話が気になっていたのですが、看護師さんはそれに触れてくれなかったので、こちらからもう一度質問したところで、ちょうど内診をしてくれた先生が現れました。

先生からも、先ほど看護師さんがしてくれたのと同様の状況説明があった後、「小児外科の先生のOKがとれたので、このまま緊急帝王切開します」との一言。

ご家族に連絡はとれますか?と聞かれ、会社にいる夫に急いで連絡。この時ばかりは、ベッドでの電話が特別に許可されました😅

手術室が空き次第始めるとのことで、もしかしたら夫が病院に着く前に手術室に移動してしまうかもと言われたのですが、こんな時に限って夫が電話に出ない…。

その後なんとか連絡がつき、夫も急いでタクシーで病院に向かってくれました。幸い、職場は病院から車で20~30分で着くところだったので、ギリギリ手術前に顔を合わせることができました。

この後、帝王切開に入る準備や小児外科の先生からの赤ちゃんの手術の説明など、怒涛の勢いで色々なことが進んでいくのですが、その時の様子は次回の記事で書きたいと思います。