長男のNICU入院(2)コロナ禍の面会、どんなことができたの?

入院中の赤ちゃんとお母さん

こんにちは!まめうましです。

前回の記事では、長男がNICUに入院となったときの持ち物や、コロナ禍で面会のルールがどうなっていたのかについてお伝えしました。

第2回目の今回は、コロナで制限の多かった面会で、どんなことをしたのか詳しくご紹介していきます。

病棟到着~面会までの流れ

病棟に着いたら、まずインターホンで名前を伝えます。すると、看護師さんがドアを開けに来てくれるというシステムでした。搾乳した母乳を持参している場合は、ここで看護師さんに持って行ってもらいました。

中に入ると、保護者用の待合室があり、そこでロッカーに荷物を預け面会用ガウンを羽織ります。もちろん、マスクも着用必須です。

病室に行く前に、手洗い場で手を洗い、アルコールで手指消毒をします。

なお、面会用ガウンの着用や手洗い・手指消毒についてはコロナの影響で義務付けられていたのか、もともとあったルールなのかは不明です。

ここまで終わったら、いよいよ赤ちゃんのいる部屋に入ることができます。

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面会時にできたこと

前回の記事でご紹介したとおり、コロナの影響でNICUでの面会は1回2時間、週3回までと決まっていました。

時間や回数に制限はありましたが、コロナだから赤ちゃんに触れることは禁止!とかそういうことはなく、むしろ生まれたばかりの赤ちゃんと両親とのコミュニケーションが面会許可の目的であったため、面会中は抱っこやお世話はほぼ自由にすることができました。

ただし、入院中の息子には色々なチューブや医療機器がつながれていたので、必然的に看護師さんのヘルプは必要になっていましたが…。

写真・ビデオ撮影

病棟で自身の子供の写真やビデオを撮ることは、他の赤ちゃんを写さないことを条件に許可されていました。

週に3回しか会えない息子は会うたびに成長していて、写真もビデオも撮りまくりました(笑)。

入院中のしょーん

授乳、おむつ替え

うちの息子の場合、最初のうちは、食事も排泄もチューブを介してだったのですが、それらのチューブがとれたあとは、面会の時間にあたる授乳おむつ替えは親が直接行いました。

授乳は、最初は搾乳した母乳や粉ミルクを哺乳瓶であげていたのですが、途中からは看護師さんの指導のもと、直接授乳も始めました。

病院での授乳は、息子のベッドサイドに目隠しの仕切りを置いて行いました。授乳用ケープを用意できる場合は持ってくるように案内がありましたが、私は結局持っていきませんでした…。それでもなんとかなりました(笑)。

息子の退院が近づいて、GCUという退院準備をする病棟に移ってからは、カーテンで仕切られた授乳用のスペースに移動して授乳を行いました。

ミルクタイム

沐浴

沐浴も、息子の場合入院後しばらくはできなかったのですが、点滴類がとれて沐浴できるようになってからは、面会する日の沐浴は私たちで行いました。

コロナの影響もあって両親学級が受けられなかったので、ここでもNICUの看護師さんに丁寧に指導してもらいました。実際に赤ちゃんを入れるのはとても緊張して、慣れるまではかなりあたふたしてました😅

沐浴の様子

不安が多い一方、準備もゆっくりできました

初めての出産でいきなり赤ちゃんがNICUに入ることとなり、しかもコロナ禍ということでイレギュラーが多く、正直なところ不安でいっぱいの1か月間でした。

赤ちゃんが生まれても入院中は週3回しか会えず、さみしい思いもしましたが、その分息子を家に迎える準備をゆっくりすることができたと思います。そもそも私が臨月目前での緊急入院だったため、赤ちゃんスペースの用意など、家の準備がほとんどなにもできていないまま出産となってしまったので、ある意味助かりました。

個人的につらかったのは家でひとり搾乳しているときでした。直接赤ちゃんに授乳できればいいのに、と何度思ったことか…。でも、今考えてみると産後で体のつらい最初の1か月間、夜中の授乳がなかったのは体力回復にとてもよかったなと感じています。産後ボロボロの体で夜中の頻回授乳をこなしているママさん達には頭があがりません。

なにはともあれ、息子が元気で退院してくれて、今では普通の子と同じように生活できていることがとても嬉しいです。治療やお世話をしてくれた病院の先生や看護師さんたちにはとても感謝しています。

そしてなにより、小さな体で入院生活を乗り切ってくれた息子が誰よりも頑張ったと思います。元気に帰ってきてくれて、本当にありがとう。