生まれてきた赤ちゃんの手術・入院費。自治体の助成制度を活用!

保育器に入る赤ちゃん

こんにちは。まめうましです。

7月に生まれた長男・しょーんは、おなかの中にいるときに病気が見つかり、生まれたらすぐに手術を受けることが決まりました。

実際、帝王切開の手術室で念願の対面を果たしたのもつかの間、息子は小児外科の先生方に引き取られていきました。手術は無事成功したのですが、経過観察のためにそのまま1か月ほどNICUに入院していました。

当時は息子自身のことが何より心配でしたが、もしかして、ものすごくお金がかかるのでは?という不安も…。

結論から言うと、手術や様々な検査を受けたにもかかわらず、実際に支払った負担額は5,000円にも満たない額でした。

本記事では、どうしてそんなに少ない負担額で済んだのか、しょーんの事例を交えながらご説明します。

赤ちゃんの医療費に関する制度

赤ちゃんの医療費については、健康保険に加えて各自治体の助成制度があることがほとんどです。

健康保険は2割負担

未就学児の場合、健康保険の自己負担額は2割です。私も長男を産むまで知らなかったのですが、3割となるのは小学生からなんですね。

自治体からの補助をプラスすると、医療費はほぼ無料に

健康診断のイラスト

多くの場合、健康保険に加えて各自治体の小児医療費助成制度が適用されます。

これは、健康保険の自己負担分を自治体が補助してくれるというもの。この制度があると、子供の医療費は基本的に無料となります。

助成の範囲や条件は自治体によって異なりますが、近年では中学生まで無料、というところが多いようです。

私たちが住んでいる市では、中学生まで入院・通院費ともに助成、子供が満1歳以上の場合は保護者の所得制限あり、といった感じです。

ただし、この助成制度で注意したいのが、助成の対象となるのは保険診療のみであるという点です。

健診の費用入院中の食事代、おむつ代、差額ベッド代など助成の対象外で、自己負担となります。

未熟児養育医療給付制度

1歳未満の赤ちゃんの入院では、一定の基準を満たす場合に限り「未熟児養育医療給付制度」というものも受けられます。

これは、出生時体重が2,000g以下である、身体の発育が未熟なまま出生した、などのために入院が必要となった1歳未満の赤ちゃんの入院医療費を助成してくれるというものです。

うちの息子も申請して制度を利用しました。体重はギリギリ2000gを超えていたのですが、手術した病気の件で申請してみたところ、通りました。

私たちの住む市の場合、未熟児養育医療給付制度も使うと、入院中の食事(ミルク)代も助成されます。普通の小児医療費助成制度との違いはそこです。

自治体によって、助成の範囲や所得制限の有無など違いがあるようです。また、この制度は自治体指定の医療機関に入院した場合のみ利用できます。

どうやったら各種制度を利用できる?

上記の助成制度を受けるためには、いずれも申請が必要です。

健康保険

親が会社の健康保険組合に入っている場合は、会社で扶養の手続きをするので、会社の担当者に必要書類を提出します。国民健康保険の場合は、市役所の担当課で赤ちゃんの分の加入手続きをします。

医療費助成制度の申し込みには保険証が必要になるので、早めに申請するとあとがスムーズです。

小児医療費助成制度

市役所の子育て関連の担当課で手続きします。

私は、出生連絡カードを出した際に一緒に手続きをしてきました。

すべての必要書類の提出が終わり、審査が完了した段階で、郵送で「小児医療証」が届きました。

病院受診の際、保険証と一緒にこの小児医療証を提示すると、自己負担なしで受診できます。

未熟児養育医療給付制度

息子の時は、小児医療費助成制度の手続きの際に窓口で問い合わせ必要書類を受け取りました。

提出書類の中には病院で書いてもらう診断書も含まれていたので、病院に依頼して書いてもらったあとに他の書類と合わせて提出しました。

こちらも審査完了後、「養育医療券」が郵送されてきたので、入院していた病院に後日提出をしました。

養育医療券

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長男の手術・入院費、実際はこんなにも高額!

実は、長男が生まれたときは色々な手続きがモタモタして、保険証受け取りに時間がかかっていました。

すると、病院に保険証を提示する前に、全額自己負担の場合の請求書が一旦手元にやってきました。

こういう場合はとりあえず払っておいて、保険証が届いたら返金を受けられるんだよね、と思ってその額面を確認してみると驚愕…!

請求書

合計なんと800万円超え!こんな金額、とても払えない…と思っていたら、保険証と医療証が届いてからの支払いでOKとのこと。

保険証と小児医療証が手元に届いた段階で病院に提出し、保険適用された額面の請求書を発行しなおしてもらいました。すると請求は5,000円を切る額に。一安心です。。

赤ちゃんの手術や入院にはこんなに費用がかかるのだということを知り、またこんな大金を助成してくれる自治体の制度には感謝だなとつくづく思った瞬間でした。

赤ちゃんの医療費は手術・入院があってもほぼ無料!

きちんと手続きさえ行えば、健康保険や自治体からお金がおりるため、赤ちゃんの医療費はほぼ自己負担額ゼロで済みます。

私は初めての出産でいきなり赤ちゃんが手術・入院となりバタバタしてしまいましたが、落ち着いて制度や申請方法を確認することが大事ですね!